今日の血圧:上127下106
今日は家系ラーメンを食べました。
久しぶりに食べたな。
家系ラーメンはお店でスープを炊くお店が好きです。
壱角家や吟家や町田商店や魂心家や〇〇(地名)家みたいなチェーン店系も頑張っていて安定した感じはありますが、資本系は家系とは別と考えています。
吉村家直系のお店は私にはしょっぱすぎるので、新中野武蔵家系が好きです。
みなさんはどんなラーメンが好きですか?
たまには塩分は気にせず食べたいです。
汗かこう!
サウナへ行こう!
柔軟体操をしよう!
高血圧といえば減塩というイメージですが、減塩よりも優先して行動することがあるということです。
解説動画はこの記事の下部に紹介しておきます。
減塩=血圧が下がる
塩分をとりすぎると血液中に水分を貯めるため血液量が増えるから血圧が高くなるという理論だけでは説明がつかないと言うこと。
むしろ塩分摂取量と血圧上昇が比例しないと言う研究結果もあると言います。
たぶん腎臓に疾患があったりすると、腎臓は減塩しないといけないし、カリウムの摂取にも制限がつくため一概には言えません。
それなら何をしたら良いのか。
◆カリウム摂取を摂取する。
>>カリウムが摂取できる食品はこちら<<
◆運動をする
ストレッチや有酸素運動など
高血圧で悩んでいる人が「野菜ジュース」か「トマトジュース」か買うのを迷ったら、トマトジュースを飲みましょう!
野菜ジュースも身体に良い飲み物ですが、高血圧を少しでも治したい方はトマトジュースにした方がいいです。
その理由は下記です。
◆トマトのリコピンとGABAが高血圧に良いとされているので。
リコピンも熱が加わったトマトジュースですと一層吸収がよく、理想的な飲み物としておすすめされています。
◆野菜ジュースは野菜の栄養エキスがはいっていますが、野菜を絞っているため搾りカスの食物繊維は取り除かれています。
◆野菜ジュースにはフルーツなども含まれているものが多く、余分な糖分の計算も加えなければならないのです。
日本の国民食であるカレー
高血圧でもカレーは食べて良いのかという疑問が多いのですが、作り方によります。
脂っこいカレーもあれば、サラサラな野菜カレーもあります。
しょっぱいカレーもあれば辛いカレーもあります。
カレーの良いところは、塩分が少なくてもスパイスで満足感を得られるところです。
そしてスパイス自体が身体に良い香辛料が多く免疫力アップにつながります。
野菜をたっぷり食べることができて、栄養バランスも良く、1食で塩分量2g以下も可能です。
今の自分に合ったカレーを作ってみてはいかがでしょうか。
カレーライスが完全食と呼ばれる理由は、以下の5つが挙げられます。
1. 栄養バランスが良い
カレーライスには、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。ご飯は炭水化物の供給源であり、肉や野菜はタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルを供給します。スパイスには抗酸化作用や殺菌作用があり、健康維持に役立ちます。
2. 消化吸収が良い
カレーはスパイスによって消化液の分泌を促進し、消化吸収を良くします。また、野菜は煮込むことによって柔らかくなり、胃腸への負担が軽くなります。
3. 体を温める
カレーはスパイスによって体を温め、血行を促進します。そのため、冷え性や疲労回復に効果があります。
4. 免疫力を高める
カレーはスパイスによって免疫力を高め、風邪や感染症予防に効果があります。
5. 経済的
カレーは比較的安価な食材で作ることができるため、経済的な料理と言えます。
ただし、カレーライスを完全食にするためには、いくつかの点に注意する必要があります。
1. 野菜をたっぷり使う
野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいるため、カレーライスを作る際には、野菜をたっぷり使うようにしましょう。
2. スパイスを使いすぎない
スパイスを使いすぎると、刺激が強くなり、胃腸に負担がかかってしまいます。スパイスは適量を使いましょう。
3. 脂質を控える
カレーには脂質が多く含まれているため、脂質の摂りすぎに注意しましょう。肉や油の量を控えめにしたり、低脂肪の乳製品を使用したりすることで、脂質を控えることができます。
4. ご飯の量を控える
ご飯は炭水化物が多く含まれているため、ご飯の量を控えることで、カロリーを抑えることができます。
これらの点に注意することで、カレーライスをより健康的な完全食にすることができます。
日本人にとってお酒とは神事に使うお神酒(おみき)としての歴史があります。
御神酒に使われるお酒は、種類や醸造方法も多くありますが、本来は「白黒醴清(しろくろれいせい)」と呼ばれる、白酒(しろき)、黒酒(くろき)、醴酒(れいしゅ)、清酒(せいしゅ)の4種類をお供えするのが正式とされています。
そして日本人は桜や月、紅葉など、四季の花鳥風月を愛でながらお酒を楽しむ風習があります。
今でもお花見といえば桜の木の下で宴で盛り上がる日常がありますよね。
お酒の表現や言い回し、熟語、ことわざなどの日本語が根付いています。
酒の肴だったりアテ
親の意見と冷や酒は後で効く
その中で最近話題のキーワードがこれ
酒は百薬の長
昔からお酒は薬のような働きをするといわれ最近まで科学的な面からも飲みすぎなければ身体に良いものとされていました。
しかし、流れは変わりました。
厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」
男性は1日40ml、女性はその半分の20mlです。
ビールで言うと500mlで20ml
しかし、これが安全だという話ではないんです。
血管にすれば少量でもアルコールは毒だということ。
少しなら良いという問題ではないんです。
諸外国とアルコールと健康の足並みを揃えた感じですかね。
あとは保険料の話にもつながっていくのかな?
とりあえず「お酒は飲んでも飲まれるな」ではなく「お酒は飲むな」になりますね。
私みたいな高血圧の人間にとっては「毒」と言うわけです。
今現在、私は禁酒していますが、血圧が落ち着いたらたまには飲もうかと思っています。
もちろん「毒」と認識して飲みます。
それは生きていくために全て「毒」を排除して生活をしていくつもりはないからです。
たまには「ファストフード」だって「ポテチ」だって、アイスもソーセージもラーメンも、身体にあまりよくないとされるものだって楽しみます。
私はそんなに頭でっかちの融通の効かない人間ではないという証明でもありますね。
皆様もお身体には気をつけてバランスの良い食生活をお送りください。
飲酒に関するガイドラインと血管と血液
飲酒と血管と血液
アルコールは血管と血液にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
血管への影響
血圧上昇
血管拡張
心拍数増加
心臓への負担増加
血液凝固の増加
動脈硬化のリスク増加
脳卒中のリスク増加
血液への影響
赤血球の減少
白血球の減少
血小板の減少
貧血のリスク増加
感染症のリスク増加
出血のリスク増加
飲酒に関するガイドライン
厚生労働省は、健康な成人の1日のアルコール摂取量を以下の通り推奨しています。
男性:日本酒1合(約180ml)、ビール中ビン1本(約500ml)、ワイン1グラス(約120ml)
女性:日本酒半合(約90ml)、ビール小瓶1本(約330ml)、ワイン半グラス(約60ml)
これらの量を超えて飲酒すると、血管や血液に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。
節度ある飲酒のために
自分のペースでゆっくり飲む
水やソフトドリンクを交互に飲む
空腹状態で飲酒しない
睡眠前に飲酒しない
飲酒運転をしない
健康診断を受ける
定期的に健康診断を受け、血管や血液の状態をチェックすることが大切です。
トマトジュースを飲もう!
抗酸化作用でがんや老化を防ぐ!
熱を入れたリコピンで吸収力アップ!
高血圧を下げる効果も実証!
悪玉コレステロール減少に効果的!
●ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)
【薬品名】 ミカルディス、ディオバン、ブロプレス、ニューロタン、オルメテック、イルベタン、アバプロなど
【効果】 アンジオテンシンⅡはその受容体に結合してはじめて血管を収縮させ、血圧を上げる作用を示します。つまり、受容体への結合を妨げれば、血圧が上がるという反応は起きないのです。ARBは、アンジオテンシンⅡが受容体に結合するのを妨げて、血管を拡張させ、血圧を下げます。
【副作用】 軽い動悸やめまいなどがあります。
●ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)
【薬品名】 セタプリル、ゼストリル、タナトリル、コバシル、エースコール、カプトプリル、レニベース、アデカット、ロンゲス、アデカット、チバセン、コナン、オドリック、プレランなど
【効果】 血圧は身体の中の色々な仕組みによって調節されていますが、その中で大きい役割をもっているのがアンジオテンシンⅡという物質です。アンジオテンシンⅡには、血管を収縮させたり、腎臓でのナトリウムや水分の排出を抑えて血液量を増やす作用があり、血圧を上げる働きをしています。このアンジオテンシンⅡは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)の作用を受けてアンジオテンシンⅠから作られます。ACE阻害薬はアンジオテンシンⅡが作られるのを防ぎ、血管を広げて、血圧を下げます。
【副作用】 空咳やのどの違和感、むくみなどがあります。
●α(アルファ)遮断薬
【薬品名】 カルデナリン、デタントール、エブランチル、ハイトラシン、バソメット、ミニプレスなど
【効果】血圧を上げる神経の働きを抑えて、血管を広げ、血圧を下げます。
【副作用】 立ちくらみやめまいなどがあります。
●β(ベータ)遮断薬
【薬品名】 テノーミン、メインテート、ロプレソール、インデラルなど
【効果】血圧を上げる神経の働きを抑えて心臓から拍出される血液の量(心拍出量)を抑えたり、血管の収縮を弱めたりして、血圧を下げます。
【副作用】 脈拍数が少なくなる、手足の冷えなどがあります。
高血圧とは、血圧が高い状態が続き、動脈硬化などの原因となる病気です。
一般的に、手術後は手術前より血圧が下がる傾向にありますが、元々血圧を下げる薬を服用されていた方や、血圧が高めで推移している方は血圧を下げる薬が処方されます。また、手術後一旦血圧が下がっても、1~2か月後に上昇することもあり、血圧の推移により、退院後の外来で処方されることもあります。
ジェネリック 医薬品 |
ヒドロクロロチアジド |
効果 | 腎臓の尿細管でのナトリウムの再吸収を抑え、腎臓からの排泄量を増やすことによる利尿作用によりむくみをとり、体内のナトリウム量を減らし、循環血液量を減少させることにより降圧作用を示します。 通常、高血圧症、悪性高血圧、心性・腎性・肝性および薬剤による浮腫、月経前緊張症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として25〜100mgを1日1〜2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。高血圧症では少量から服用を開始し、徐々に増量されます。また、悪性高血圧では通常、他の降圧剤と併用されます。 |
副作用 | 主な副作用として、呼吸困難、発疹、黄疸、便秘、食欲不振、吐き気・嘔吐、めまい、頭痛、不整脈、けん怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・鼻血・歯ぐきの出血、発熱、皮膚や結膜などが黄色くなる[再生不良性貧血、溶血性貧血] ・発疹、足や腕に紫色または赤いあざができる、全身けん怠感[壊死性血管炎] ・発熱、から咳、体動時の動悸[間質性肺炎、肺水腫] ・疲れやすい、関節痛、顔の紅斑(蝶型紅斑)[全身性紅斑性狼瘡の悪化] ・呼吸困難、蕁麻疹、目や口唇周囲の腫れ[アナフィラキシー] ・激しい眼痛、頭痛、急な視力低下[急性近視、閉塞隅角緑内障] |
代表的な 薬剤名 |
フルイトラン |
ジェネリック 医薬品 |
トリクロルメチアジド |
効果 | 腎臓の遠位尿細管でナトリウムや水分の再吸収を抑えて尿量を増やし、体内の余分な水分を排出することで、血圧を低下させたり、心臓の負担を軽減させます。 通常、高血圧症、浮腫や月経前緊張症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として2〜8mgを1〜2回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、倦怠感、食欲不振、発疹、顔面潮紅、光線過敏症(日光による過度の日焼け、かゆみ、色素沈着)、紫斑などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・動悸や息切れ、発熱、歯ぐきの出血[再生不良性貧血] ・倦怠感、食欲不振、吐き気[低ナトリウム血症] ・倦怠感、脱力感、不整脈[低カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
ナトリックス、テナキシル |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 体内の余分な水分などを尿の量を増やして排泄し、血圧を下げます。 通常、本態性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2mgを1日1回朝食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、吐き気、けん怠感、発疹、かゆみ、湿疹、紅斑、光線過敏症、顔面潮紅などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・広範囲の紅斑、発熱、円形または楕円形の赤い発疹[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形滲出性紅斑] ・けん怠感、食欲不振、吐き気[低ナトリウム血症] ・けん怠感、脱力感、不整脈[低カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
ノルモナール |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 利尿作用により余分な水分を体から排泄するとともに、血管を拡張して血圧を下げます。 通常、本態性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として15mg)を1日1〜2回朝食後または朝食後と昼食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、光線過敏症、めまい、ふらつき、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・倦怠感、食欲不振、吐き気[低ナトリウム血症] ・倦怠感、脱力感[低カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
バイカロン |
ジェネリック 医薬品 |
メフルシド |
効果 | 腎臓の尿細管でナトリウムと水の再吸収を抑えることによる降圧利尿作用があります。 通常、高血圧症(本態性、腎性)の治療や心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫における利尿に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回25~50mgを1日1回朝に、または1回12.5~25mgを1日2回朝と昼に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、食欲不振、胃部不快感などの胃腸症状、低カリウム血症、高尿酸血症、高血糖症、発疹、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な 薬剤名 |
アルダクトン |
ジェネリック 医薬品 |
スピロノラクトン |
効果 | 腎臓でナトリウムと水の排泄を促進し、カリウムの排泄を抑えて、尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、血圧を下げたり、体のむくみを取ります。 通常、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、肝性浮腫、腎性浮腫などの治療、また原発性アルドステロン症の診断および症状の改善に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として50~100mgを分けて服用しますが、治療を受ける年齢・症状 により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、女性型乳房、乳房痛・腫れ、陰萎、多毛、月経不順、無月経、閉経後に性器出血、声 が低音化、発疹、蕁麻疹、かゆみ、食欲不振、吐き気、口渇、下痢、便秘、倦怠感、動悸、発熱、そばかすなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してくださ い。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・不整脈・胸痛、全身倦怠感、脱力[電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドー シスなど)] ・尿量減少、手足や顔のむくみ、頭痛[急性腎不全] ・発疹、粘膜のびらん・水ぶくれ、高熱[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群] |
代表的な 薬剤名 |
セララ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血圧上昇や心臓および血管の繊維化、心肥大、心室性不整脈に関与しているとされるアルドステロンの受容体への結合を阻害することにより降圧作用や抗心不全作用を示します。 通常、高血圧症または慢性心不全(アンジオテンシン変換酵素阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬、β遮断薬、利尿薬などの基礎治療を受けている場合)の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1回主成分として50mgを1日1回より始め、効果が不十分な場合は100mgまで増量されます。ただし、この薬の代謝を抑制する他の薬を一緒に飲む場合は、1回25mgを1日1回を超えないで服用します。 ・慢性心不全:通常、成人は1回主成分として25mgを1日1回より始め、血清カリウム値、状態に応じて、服用開始から4週間以降を目安に1回50mgを1日1回へ増量されます。ただし、中等度の腎機能障害では、1回25mgを1日おきに1日1回から始め、最大用量は1回25mgを1日1回までですが、血清カリウム値、状態に応じて適宜減量または中断されます。また、この薬の代謝を抑制する他の薬を一緒に飲む場合は、1回25mgを1日1回を超えないで服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、めまい、吐き気、疲労、消化不良、筋けいれんなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺 [高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
ミネブロ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | ミネラルコルチコイド受容体に選択的に結合して、アルドステロンによるミネラルコルチコイド受容体の活性化を抑制することで、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として2.5mgを1日1回服用します。効果不十分な場合には、1日5mgまで増量されます。また、腎機能などに応じて、1日1.25mgから開始する場合があります。 |
副作用 | 主な副作用として、貧血、めまい、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
トリテレン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | アルドステロン拮抗作用と尿細管への直接作用で、体内の余分な水分などを尿の量を増やして排泄し、血圧を下げます。また、からだのむくみを取ります。 通常、高血圧症(本態性、腎性等)、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として90〜200mgを1日2〜3回に分けて服用しますが、必ず指示された服用方法に従ってください。 |
副作用 | 主な副作用として、食欲不振、悪心・嘔吐、けん怠感、腎結石(腰背部痛など)、発疹、日光による過度の日焼け・かゆみ・色素沈着などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・尿量減少、むくみ、頭痛[急性腎不全] |
代表的な 薬剤名 |
アムロジン、ノルバスク |
ジェネリック 医薬品 |
アムロジピン |
効果 | 細胞内へのCaイオンの流入を減少させ、末梢血管や冠血管の平滑筋を弛緩させることにより、血圧を下げ、狭心症発作を予防またはやわらげます。 通常、高血圧症や狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1回主成分として2.5〜5mgを1日1回服用しますが、症状により適宜増減されますが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができます。通常、6歳以上の小児は、1回2.5mgを1日1回服用します。年齢、体重、症状により適宜増減されますが、1日最大量は5mgです。 ・狭心症:通常、成人は1回5mgを1日1回服用しますが、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、ほてり、動悸、めまい、ふらつき、血圧低下などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜などの黄染[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸] ・のどの痛み、頭痛、鼻血や歯ぐきの出血[無顆粒球症、白血球減少、血小板減少] ・徐脈、失神、めまい[房室ブロック] ・手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症] |
代表的な 薬剤名 |
アダラート |
ジェネリック 医薬品 |
ニフェジピン、セパミット |
効果 | 心臓や血管が収縮する原因となるカルシウムイオンの細胞内への流入を抑制することで、冠血管を拡張し、全末梢血管抵抗を減少させ、抗高血圧作用と抗狭心症作用をあらわします。 通常、高血圧症や狭心症などの治療に用いられます。 |
服用方法 | ※セパミット細粒、ニフェジピンカプセルの場合 通常、成人は1回主成分として10mgを1日3回服用しますが、症状により適宜増減されます。 ※薬剤名に「L」や「R」がついている薬 ・本態性高血圧症、腎性高血圧症:通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日2回服用します。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として20mgを1日2回服用します。 ※薬剤名に「CR」がついている薬 ・高血圧症:通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日1回の服用から開始し、必要に応じて徐々に増量され、1回20〜40mgを1日1回服用します。なお、1日40mgで効果が不十分な場合には、1回40mg1日2回まで増量されます。 ・腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症:通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日1回の服用から開始し、必要に応じて徐々に増量され、1回20〜40mgを1日1回服用します。 ・狭心症、異型狭心症:通常、成人は1回主成分として40mgを1日1回服用します。なお、症状により適宜増減されますが、1日の最高量は60mgとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、顔面潮紅、めまい、頭痛、黄疸、胸部痛、上腹部痛、発疹、かゆみ、光線過敏症、紫斑、歯肉肥厚、貧血、呼吸困難、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身皮膚の発赤・皮膚のはがれ、発熱、全身倦怠感[紅皮症(はく脱性皮膚炎)] ・頭痛・発熱、のどの痛み、筋肉痛、鼻血、皮下出血[無顆粒球症、血小板減少] ・顔面蒼白・冷汗、立ちくらみ、意識がもうろうとする[ショック] ・意識が薄れる、考えがまとまらない、判断力が低下する[意識障害] ・全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
バイロテンシン |
ジェネリック 医薬品 |
ニトレンジピン、バイニロード |
効果 | Ca拮抗作用により血管を広げ、血圧を下げたり心臓の負担を少なくします。 通常、高血圧症、腎実質性高血圧症、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・ 高血圧症、腎実質性高血圧症:通常、成人は1回主成分として5~10mgを1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減します。 ・ 狭心症:通常、成人は1回主成分として10mgを1日1回服用しますが、年齢・症状により適宜増減します。 |
副作用 | 主な副作用として、顔面紅潮、頭痛、動悸、めまい、ほてりなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状が現れ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には使用をやめて、すぐに医師の診察を受けてください。 ・ 意識を失う、呼吸困難、顔色がそう白になる[ショック様症状] ・ 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
ペルジピン |
ジェネリック 医薬品 |
ニカルジピン |
効果 | カルシウムチャネル遮断作用により、血圧を下げる薬です。 通常、本態性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日3回服用します。 ※薬剤名に「LA」や「徐放」がついている薬は通常、成人は1回主成分として20〜40mgを1日2回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、便秘、腹痛、顔面潮紅、動悸、脱力・倦怠感、のぼせ、発疹、かゆみ、光線過敏症、歯肉肥厚、頭痛・頭重、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血[血小板減少] ・全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
ニバジール |
ジェネリック 医薬品 |
ニルバジピン |
効果 | カルシウムチャネル遮断作用により、血圧を下げる薬です。 通常、本態性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2〜4mgを1日2回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、顔面潮紅、ほてり、動悸、頭痛、発疹、かゆみ、光線過敏症、歯肉肥厚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害] |
代表的な 薬剤名 |
カルブロック |
ジェネリック 医薬品 |
アゼルニジピン |
効果 | Caチャネル拮抗作用に基づいて、血管を拡張することにより、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として8〜16mgを1日1回朝食後に服用します。1回8mgあるいは更に低用量から服用が開始され、症状により適宜増減されますが、1日最大量は16mgまでとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・めまい、ふらつき[房室ブロック、洞停止、徐脈] |
代表的な 薬剤名 |
カルスロット |
ジェネリック 医薬品 |
マニジピン塩酸塩 |
効果 | 血管平滑筋のカルシウムチャネルに作用して、血管を弛緩、拡張させることにより、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日1回朝食後に服用します。ただし、1日5mgから服用を開始し、必要に応じ増量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、顔面潮紅、熱感、動悸、頻脈、めまい、立ちくらみ、頭痛、頭重感、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胸やけ、腹痛、腹部膨満感、便秘、口渇、全身倦怠感、脱力感、浮腫、頻尿、光線過敏症、歯肉肥厚、腎不全患者での乳び腹水、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・立ちくらみ、体がだるい、意識がもうろうとする[過度の血圧低下による一過性の意識消失] ・片側の手足・顔のまひ、言語・視力障害、頭痛、意識障害[脳梗塞] ・発熱、のどが痛い、体がだるい、鼻血・皮下出血[無顆粒球症、血小板減少] ・胸部の違和感、動悸、胸痛[心室性期外収縮、上室性期外収縮] ・全身の赤い発疹、皮膚がはがれ落ちる、発熱[紅皮症] |
代表的な 薬剤名 |
ランデル |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | カルシウム拮抗薬で、血管壁細胞内へのカルシウムの流入を抑制して血管を拡張させ、抗高血圧作用と抗狭心症作用を示します。 通常、高血圧症や狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1日主成分として20〜40mgを1〜2回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は60mgまでです。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として40mgを1日1回食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、動悸、頭痛、顔のほてり、発疹、かゆみ、歯肉肥厚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、徐脈、胸痛[洞不全症候群、房室接合部調律、房室ブロック] ・顔面蒼白、冷汗、ふらつき[ショック] |
代表的な 薬剤名 |
アテレック |
ジェネリック 医薬品 |
シルニジピン |
効果 | 血管平滑筋におけるカルシウム拮抗作用により血管を拡張させ、血圧を下げます。また、交感神経におけるカルシウム拮抗作用により、心拍数やストレス負荷時の昇圧などを抑制します。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として5~10mgを1日1回朝食後に服用します。年齢、症状により適宜増減され、必要に応じて1日1回20mgまで増量されます。ただし、重症高血圧症には1日1回10〜20mgを朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、光線過敏症、頭痛、頭重感、めまい、肩こり、立ちくらみ、顔面潮紅、動悸、熱感、嘔気・嘔吐、腹痛、浮腫(顔、下肢など)、全身倦怠感、頻尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血[血小板減少] |
代表的な 薬剤名 |
サプレスタ、ベック |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 細胞内へのカルシウムの流入を抑制することにより、血管平滑筋を弛緩し、血管を拡張して降圧作用を示す、カルシウム拮抗剤です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 初回量を主成分として5mgとし、通常、成人は1回5〜10mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢、症状により適宜増減されますが、1日1回20mgを超えることはありません。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、顔面紅潮、ほてり感、熱感、動悸、貧血、ふらつき、めまい、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な 薬剤名 |
コニール |
ジェネリック 医薬品 |
塩酸ベニジピン、ベニジピン塩酸塩 |
効果 | 血管の細胞内にカルシウムが流入すると、血管が収縮し血圧が上がります。この薬は、カルシウムが細胞内に入るのをおさえ、その結果、収縮した血管をひろげ血圧を下げます。 また、心臓の血管をひろげて狭心症発作(主に心臓の部分に起こる胸痛)を予防します。 通常、高血圧症、腎実質性高血圧症、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症、腎実質性高血圧症:通常、成人は1回主成分として2〜4mgを1日1回朝食後に服用します。年齢・症状によって適宜増減され、効果不十分の場合は、1日1回8mgまで増量されることがあります。重症高血圧症には1回4〜8mgを1日1回朝食後に服用します。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として4mgを1日2回朝・夕食後に服用しますが、年齢・症状によって適宜増減されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、動悸、顔面紅潮、頭痛、過敏症(発疹、かゆみ、光線過敏症)、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身がだるく食欲がない、吐き気がする、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
スプレンジール |
ジェネリック 医薬品 |
フェロジピン |
効果 | 血管平滑筋のカルシウムチャンネルを阻害することにより末梢血管を拡張し、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として2.5〜5mgを1日2回朝夕服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、ほてり、頭痛・頭重、動悸、めまい・ふらつき、倦怠感、貧血、発疹・そう痒、蕁麻疹、光線過敏症、歯肉肥厚、歯肉炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・唇のはれ、じんましん、舌のはれ、まぶたのはれ[血管浮腫] |
代表的な 薬剤名 |
ヒポカ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | カルシウムチャネル遮断作用により、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症、腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回10〜15mgを1日1回朝食後に服用します。ただし、1日5〜10mgより服用を開始し、必要に応じて徐々に増量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、吐き気、動悸、顔面潮紅、ほてり、浮腫、頭痛、頭重、めまい・ふらふら感、発赤、発疹、かゆみ、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、じん麻疹、眼や口唇周囲の腫れ[アナフィラキシー様症状] ・立ちくらみ、めまい、脱力感[過度の血圧低下] ・全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
ヘルベッサー |
ジェネリック 医薬品 |
ジルチアゼム |
効果 | 細胞外液のカルシウムイオンが細胞内に流入することを抑えるカルシウム拮抗作用により,冠動脈および末梢血管を広げて血圧を下げたり、狭心症の発作をおこりにくくします。 通常、高血圧症や狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・狭心症、異型狭心症:通常、成人は1回主成分として30mgを1日3回服用します。効果不十分な場合には、1回60mgを1日3回まで増量することがあります。 ・本態性高血圧症(軽症~中等症):通常、成人は1回30~60mgを1日3回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 ※薬剤名に「R」がついている薬 ・本態性高血圧症(軽症~中等症):通常、成人は1回主成分として100~200mgを1日1回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 ・狭心症、異型狭心症の場合:通常、成人は1回100mgを1日1回服用します。効果不十分な場合には、1日1回200mgまで増量することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、胃部不快感、便秘、腹痛、めまい、徐脈、房室ブロック(脈がとぶ)、顔面潮紅、過敏症(発疹、かゆみ、じんま疹、光線過敏症など)、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・脈が遅くなる、全身けん怠感・息切れ、めまい・失神 [完全房室ブロック、高度徐脈] ・呼吸困難、全身のむくみ、疲れやすい [うっ血性心不全] ・高熱(38℃以上)、眼の充血や唇のただれ、皮膚粘膜の発疹・水疱・皮膚の広い範囲が赤くなる・白い膿みのようなブツブツ [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、急性汎発性発疹性膿疱症] ・全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
ニューロタン |
ジェネリック 医薬品 |
ロサルタンK、ロサルタンカリウム |
効果 | アンジオテンシンII受容体拮抗作用により、血圧を下げ、また、蛋白尿を減らすなど腎臓を保護し、腎機能の悪化を抑える働きがあります。 通常、高血圧症、高血圧および蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は主成分として1回25〜50mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、1日100mgまで増量されることがあります。 ・高血圧および蛋白尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症:通常、成人は主成分として1回50mgを1日1回服用しますが、血圧値により100mgまで増量されることがあります。ただし、過度の血圧低下を起こすおそれがある場合は1回25mgから開始されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、めまい、嘔吐・嘔気、ほてり、低血圧、無力症/疲労などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・蕁麻疹、呼吸困難、全身潮紅[アナフィラキシー] ・まぶた・口唇・舌の腫れ、蕁麻疹、呼吸困難[血管浮腫] ・尿量減少、全身のむくみ、のどの渇き[腎不全] ・冷汗、吐き気、気を失う[ショック、失神、意識消失] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻ひ[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
ブロプレス |
ジェネリック 医薬品 |
カンデサルタン |
効果 | 血管を収縮して血圧を上げる体内の物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗し、末梢血管の抵抗を低下させて血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 (ここでは触れていませんが、心不全の治療にも使用されることがあります。) |
服用方法 | ・高血圧症(成人):通常、成人は1回主成分として4〜8mgを1日1回服用します。必要に応じ1回12mgまで増量されます。腎障害がある場合は、1回2mgから服用を開始し、必要に応じ1回8mgまで増量されます。 ・高血圧症(小児):通常、1歳以上6歳未満の小児は1回主成分として体重kgあたり0.05〜0.3mgを1日1回服用します。6歳以上の小児は、1回主成分として2〜8mgを1日1回服用し、必要に応じ1回12mgまで増量されます。腎障害がある場合は、低用量から服用を開始し、必要に応じ1回8mgまで増量されます。 ・腎実質性高血圧症:通常、成人は1回主成分として2mgを1日1回から服用を開始し、必要に応じ1回8mgまで増量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、湿疹、蕁麻疹、かゆみ、光線過敏症、めまい、ふらつき、立ちくらみ、動悸、ほてり、頭痛、頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、みぞおちの痛み、下痢、口内炎、貧血、倦怠感、脱力感、鼻出血、頻尿、浮腫、咳などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい[血管浮腫] ・冷たく感じる、吐く、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・尿量が減る、顔や手足がむくむ、熱が出る[急性腎不全] ・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる[高カリウム血症] ・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[肝機能障害、黄疸] ・発熱、のどが痛い、体がだるい[無顆粒球症] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎] ・冷や汗が出る、空腹感、手のふるえ[低血糖] |
代表的な 薬剤名 |
ディオバン |
ジェネリック 医薬品 |
バルサルタン |
効果 | 体内で産生されるアンジオテンシンII受容体に結合し、昇圧作用を示すアンジオテンシンIIの血管収縮作用を遮断し、高血圧症の血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・成人:通常、主成分として1回40〜80mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日160mgまで増量されることがあります。 ・6歳以上の小児:通常、体重35kg未満の場合は、主成分として1回20mgを1日1回服用します。体重35kg以上の場合は、1回40mgを1日1回服用します。年齢・体重・症状により適宜増減されますが、体重35kg未満の場合1日最高用量は、40mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、頭痛、動悸、腹痛、咳嗽(から咳)、悪心、けん怠感、発疹、低血圧、そう痒、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔面や唇、咽頭や舌の腫れ、息苦しい[血管浮腫] ・食欲不振、全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる[肝炎] ・尿量減少、手足のむくみ、食欲不振[腎不全] ・意識消失、嘔吐、冷感[ショック、失神、意識消失] ・力が入らない、手足や唇のしびれ、手足の麻痺[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
ミカルディス |
ジェネリック 医薬品 |
テルミサルタン |
効果 | 血管内のアンジオテンシン受容体に作用して昇圧物質アンジオテンシンIIの血管収縮作用を抑え、血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として40mgを1日1回服用しますが、1回20mgから開始され徐々に増量されます。年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は80mgまでとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、低血圧、めまい、ふらつき、発疹、頭痛、かゆみ、じん麻疹、紅斑などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・まぶた・唇・舌・のどの腫れ、呼吸困難、血圧低下 [血管浮腫、アナフィラキシー] ・手や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺 [高カリウム血症] ・冷感、嘔吐、意識を失う [ショック、失神、意識消失] ・脱力感、空腹感、冷汗 [低血糖] ・尿量減少、むくみ、全身がだるい [腎機能障害] ・空咳、発熱、呼吸困難(労作時の息切れ) [間質性肺炎] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿 [横紋筋融解症] |
代表的な 薬剤名 |
オルメテック |
ジェネリック 医薬品 |
オルメサルタン |
効果 | アンジオテンシンIIタイプ1受容体に選択的に作用して、アンジオテンシンIIの結合を競合的に阻害して、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日1回服用します。1日5〜10mgから服用が開始され、年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は40mgまでとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、かゆみ、発疹、貧血、めまい、立ちくらみ、ふらつき感、頭痛、頭重感、下痢、全身倦怠感、咳嗽などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・まぶた・口唇・舌の腫れ、呼吸困難[血管浮腫] ・尿量減少、むくみ、頭痛[腎不全] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・冷感、嘔吐、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
アバプロ、イルベタン |
ジェネリック 医薬品 |
イルベサルタン |
効果 | アンジオテンシンIIのタイプ1受容体に対して競合的に拮抗し、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として50〜100mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は200mgまでです。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、咳、頭痛、発疹、蕁麻疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい、顔・舌・のどなどのはれ[血管浮腫] ・手足に力が入らない、唇がしびれる、筋肉が衰える[高カリウム血症] ・嘔吐、気を失う、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・むくみ、倦怠感、尿量が減るまたは尿が出ない[腎不全] ・倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
アジルバ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血管を収縮して血圧を上げる体内の物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗し、末梢血管の抵抗を低下させて血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として20mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日1回40mgが上限です。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、湿疹、かゆみ、めまい、頭痛、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい[血管浮腫] ・冷たく感じる、吐く、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・尿量が減る、顔や手足がむくむ、熱が出る[急性腎不全] ・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
カプトリル |
ジェネリック 医薬品 |
カプトプリル |
効果 | アンジオテンシン変換酵素を阻害して、アンジオテンシンIIの生成を抑えることにより、末梢血管を拡張し、血管の抵抗を下げて降圧作用を示すとともに、アルドステロンの分泌を抑えて、ナトリウムの排泄作用をあらわします。 通常、本態性高血圧症、腎性高血圧症、腎血管性高血圧症、悪性高血圧の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として12.5~25mgを1日3回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、重症の場合でも、1日最大150mgまでとされています。
※薬剤名に「R」がついている薬 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、蕁麻疹、光線過敏症、貧血、味覚の異常、黄疸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、顔面・舌・声門・喉頭の腫れ、蕁麻疹 [血管浮腫] ・全身倦怠感、頭痛・のどの痛み、歯ぐき・皮下の出血 [汎血球減少、無顆粒球症] ・尿量減少、むくみ、食欲低下 [急性腎不全、ネフローゼ症候群] ・手足や唇のしびれ、筋肉の減退、手足の麻痺 [高カリウム血症] ・全身の水疱、全身の激しいかゆみ [天疱瘡様症状] |
代表的な 薬剤名 |
レニベース |
ジェネリック 医薬品 |
エナラプリルM、エナラプリルマレイン酸塩 |
効果 | アンジオテンシン変換酵素の阻害により、昇圧物質アンジオテンシンIIの生成を抑えて血圧を下げ、また、末梢血管抵抗を減少させ、血行動態を改善して心拍出量を増し、心肥大を改善します。 通常、各種高血圧症や慢性心不全(軽度〜中等度)の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は主成分として1回5〜10mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減され、腎性・腎血管性高血圧症や悪性高血圧では1回2.5mgから服用を開始されることがあります。通常、生後1ヵ月以上の小児は、主成分として体重あたり0.08mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢や症状により適宜増減されます。 ・慢性心不全:通常、成人は主成分として1回5〜10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、腎障害がある場合や利尿剤を服用中の場合には初回2.5mgから服用を開始されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、咳などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、顔・舌・のどのはれ[血管浮腫] ・顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ[ショック] ・尿量減少、全身のむくみ、倦怠感[急性腎不全] ・腹痛、悪心[膵炎] ・筋力低下、脱力、手足のしびれ[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
コバシル |
ジェネリック 医薬品 |
ペリンドプリルエルブミン、ぺリンドプリル |
効果 | アンジオテンシン変換酵素阻害作用により、昇圧物質アンジオテンシンIIの生成を抑制し、末梢血管の抵抗を減少させて、血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2〜4mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、1日最大8mgまで増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、せき、喉頭違和感、発疹・皮疹、めまい、頭痛、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・まぶた・唇・舌・喉などがはれる、息苦しい[血管浮腫] ・尿量が減る、むくみ、食欲低下[急性腎障害] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足が麻痺[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
ゼストリル、ロンゲス |
ジェネリック 医薬品 |
リシノプリル |
効果 | アンジオテンシン変換酵素を阻害することによりアンジオテンシンII生成を抑制し、血圧を低下させ、心不全の症状を改善します。 通常、高血圧症の治療、慢性心不全(軽症〜中等症)の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1回主成分無水物として10〜20mgを1日1回服用しますが、重症高血圧症や腎障害を伴う高血圧の場合は1回5mgを1日1回服用から開始される場合があります。 ・小児の高血圧症:通常、6歳以上の小児は、1回主成分無水物として0.07mg/kgを1日1回服用しますが、1日量として20mgを超えないこととされています。 ・慢性心不全:通常、成人は1回主成分無水物として5〜10mgを1日1回服用します。腎障害を伴う場合は1回2.5mgを1日1回服用から開始される場合があります。 いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、貧血、咳、発疹・かゆみ・光線過敏症といった過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・尿の量が少ない・尿がでない・手足がむくむ[急性腎不全] ・食欲不振、全身倦怠感、嘔気、皮膚や白目などの黄染[肝機能障害・黄疸] ・まぶた、口唇、舌のはれ[血管浮腫] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
セタプリル |
ジェネリック 医薬品 |
アラセプリル |
効果 | アンジオテンシン変換酵素を阻害することで、昇圧系を抑え、降圧系を亢進させ、血圧を下げます。 通常、本態性高血圧症、腎性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として25〜75mgを1日1〜2回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。1日最大投与量は100mgです。 |
副作用 | 主な副作用として、咳、発疹、めまい、悪心、ふらつき感、全身けん怠感、貧血、そう痒感、味覚異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、まぶた・口唇・舌のはれ、じん麻疹[血管浮腫] ・のどの痛み、頭痛、寒気やふるえを伴って高熱が出る[無顆粒球症] ・全身の皮膚や粘膜に生ずる大小の水ぶくれ(水疱)、破れ易く赤むけとなる、全身の激しいかゆみ[天疱瘡様症状] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
アデカット |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | アンジオテンシンI変換酵素(ACE)を阻害することによって、血圧を上げる体内の物質をおさえ、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として15〜30mgを1日2回朝夕に服用します。ただし、1回7.5mgを1日2回から服用を開始し、最大服用量は1回60mgを1日2回となっています。なお、安定した効果が得られた場合には、1日量またはその半量の朝1回服用となる場合があります。 |
副作用 | 副作用として、発疹、かゆみ、めまい、ふらつき、立ちくらみ、頭痛、頭重、不眠、眠気、肩こり、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胸やけ、腹痛、下痢、便秘、ほてり、のぼせ感、動悸、貧血、咳、咽頭痛、倦怠感、脱力感、発汗、黄疸、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい[血管浮腫] ・尿量が減る、顔や手足がむくむ、熱が出る[急性腎不全] ・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
チバセン |
ジェネリック 医薬品 |
ベナゼプリル塩酸塩 |
効果 | 体内で主に血管収縮作用のあるアンジオテンシンIIを産生する酵素(アンジオテンシン変換酵素)を阻害し、末梢血管抵抗を減弱させ、また腎臓での水、ナトリウムの再吸収を抑制して血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として5~10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されます。重症や腎障害のある高血圧症の人は2.5mgから始める場合もあります。 |
副作用 | 主な副作用として、咳嗽(から咳)、めまい、ふらつき、頭痛、発疹、そう痒、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔面や舌、咽頭の腫れ、息苦しい [血管浮腫] ・尿量減少、手足のむくみ、食欲不振 [急性腎不全] ・力が入らない、手足や唇のしびれ、手足の麻痺 [高カリウム血症] ・食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸] ・発熱、のどの痛み [無顆粒球症、好中球減少] |
ジェネリック 医薬品 |
シラザプリル |
効果 | アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害し、血管を収縮させる物質であるアンジオテンシンIIの生成を抑えることにより、血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日1回主成分無水物として0.5mgより服用し漸次増量されますが、最大1日1回 2 mgまでとされています。ただし、重症または腎障害を伴う場合は1日1回 0.25mg から服用が開始されます。なお、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、貧血、めまい、咳、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、顔面・舌・声門、喉頭の腫脹[血管浮腫] ・尿量減少、むくみ、赤褐色尿[急性腎不全] ・手足・唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・吐き気・嘔吐、腹痛、腰痛[膵炎] |
代表的な 薬剤名 |
タナトリル |
ジェネリック 医薬品 |
イミダプリル塩酸塩 |
効果 | アンジオテンシン変換酵素(ACE)の活性を阻害することで、血圧を上げるアンジオテンシンIIの生成を抑え血圧を下げます。また腎臓のACE活性阻害作用などにより、糖尿病性腎症の改善作用を示します。 通常、高血圧症、腎実質性高血圧症および1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症、腎実質性高血圧症:通常、成人は主成分として1回5~10mgを1日1回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。ただし、重症高血圧症や腎障害を伴う高血圧症などでは1回2.5mgから開始されることがあります。 ・1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症:通常、成人は主成分として1回5mgを1日1回服用します。ただし、重い腎障害がある場合には1回2.5mgから開始されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、から咳、低血圧、めまい、ふらつき、頭痛、咽頭部異和感・不快感、胃部不快感、動悸、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、顔・舌・のどのはれ、じん麻疹 [血管浮腫] ・鼻血、歯ぐきの出血、手足のあざ [血小板減少] ・尿量の減少、むくみ、けん怠感 [急性腎不全、腎機能障害の増悪] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻ひ [高カリウム血症] ・高熱(38度以上)、皮膚粘膜の発疹・水疱・皮膚の広い範囲が赤くなる、目の充血や唇のただれ [紅皮症(剥脱性皮膚炎)、皮膚粘膜眼症候群、天疱瘡様症状] |
代表的な 薬剤名 |
エースコール |
ジェネリック 医薬品 |
テモカプリル塩酸塩 |
効果 | アンジオテンシン変換酵素を阻害して、アンジオテンシンIIの生成を抑えることにより、血圧を下げます。軽症・中等症の高血圧症、重症高血圧症、腎機能が悪くなったためにおこる高血圧症、腎血管の狭窄による高血圧症を改善させます。 通常、高血圧症、腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2〜4mgを1日1回服用します。1日1回1mgから服用を開始し、必要に応じ4mgまで段階的に増やします。 |
副作用 | 主な副作用として、咳、発疹、かゆみ、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸がしにくい、まぶた・唇・舌が腫れる、蕁麻疹がでる[血管浮腫] ・全身がだるい、吐き気がする、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・鼻血、歯ぐきの出血、手足などの皮下出血[血小板減少] ・手足や唇がしびれる、筋肉に力が入らない、手足が麻痺する[高カリウム血症] ・発疹・全身の皮膚や粘膜に大小の水ぶくれが出る、破れやすく赤むけとなる、全身の激しいかゆみ[天疱瘡様症状] |
代表的な 薬剤名 |
コナン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血圧を上げる物質であるアンジオテンシンIIをつくる酵素の働きを抑える作用により血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1回5~20mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、重症高血圧症や腎障害を伴う高血圧症では1回5mgから開始されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、せき、吐き気、頭痛、発疹、かゆみ、じんましんなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 呼吸困難、顔・舌・のどのはれ、じんましん[血管浮腫] ・ 尿量の減少、むくみ、けん怠感[急性腎不全] ・ 急激な上腹部痛および腰背部の痛み、発熱、吐き気[膵炎] ・ 手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻ひ[高カリウム血症] |
代表的な 薬剤名 |
オドリック |
ジェネリック 医薬品 |
トランドラプリル |
効果 | アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害することにより、血管を収縮させるアンジオテンシンIIの産生を抑制するとともに、血管を拡張させるブラジキニンの分解を抑制して血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として1〜2mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、重症の高血圧症や腎障害を伴う高血圧症では1回0.5mgから開始されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、咳、じんましん、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難を伴う顔面、舌、声門、喉頭の腫脹[血管浮腫] ・尿量が減る、むくみ、全身倦怠感[腎機能障害の増悪] ・筋肉痛、脱力感[横紋筋融解症] ・嘔吐、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・激しい上腹部・腰背部の痛み、発熱、吐き気[膵炎] |
代表的な 薬剤名 |
テノーミン |
ジェネリック 医薬品 |
アテノロール、アルマイラー |
効果 | β受容体遮断作用により血圧を低下させ、また心拍数を下げて狭心症の発作を予防し、頻脈性不整脈を抑制します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として50mgを1日1回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。最大用量は1日1回100mgまでとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、めまい、倦怠感、発疹、かゆみ、視力異常、霧視、涙液分泌減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・倦怠感、呼吸困難、全身のむくみ[心不全、心胸比増大] ・徐脈、脈がとぶ、意識障害[徐脈、房室ブロック、洞房ブロック] ・立ちくらみ、めまい、失神[失神を伴う起立性低血圧] ・息切れ、呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音)[呼吸困難、気管支痙攣、喘鳴] ・鼻や歯ぐきからの出血、あざ、皮下出血[血小板減少症、紫斑病] |
代表的な 薬剤名 |
メインテート |
ジェネリック 医薬品 |
ビソプロロールフマル酸塩 |
効果 | 交感神経の興奮を心臓に伝えるβ1受容体を遮断し、心臓の過剰な働きをゆるやかにすることにより、降圧作用、抗狭心症作用、抗不整脈作用、抗心不全作用を示します。 通常、本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮、虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく慢性心不全(アンジオテンシン変換酵素阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤の基礎治療を受けている患者)、および頻脈性心房細動の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮:通常、成人は主成分として1回5mgを1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・慢性心不全:<開始および用量調節期>通常、成人は主成分として1回0.625mgを1日1回服用から開始します。服用を2週間以上続けて忍容性がある(何事もなく飲み続けられる)場合には、1回1.25mgを1日1回に増量されます。その後、忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で段階的に増量され、忍容性がない場合には減量されます。用量の増減は必ず段階的に行われ、1回の服用量は0.625mg、1.25mg、2.5mg、3.75mg、または5mgのいずれかを1日1回服用します。年齢・症状により開始用量は更に低用量で、増量幅は更に小さくなる場合もあります。 <維持期>通常、維持量としては1回1.25mg~5mgを1日1回服用します。薬の効果により適宜増減されますが、1日1回5mgを超えることはありません。 ・頻脈性心房細動:通常、成人は主成分として1回2.5mgを1日1回服用から開始されますが、効果が不十分な場合には1回5mgを1日1回に増量されます。年齢・症状により適宜増減されますが、1日1回5mgを超えることはありません。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、めまい、ふらつき、けん怠感、心不全、呼吸困難、低血圧、浮腫、頭痛、腹部不快感、頻尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、息苦しい、むくみ [心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群] |
代表的な 薬剤名 |
ビソノテープ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 神経伝達物質の受容体に作用して、心臓の過剰な働きをゆるやかにすることにより、降圧作用および抗不整脈作用を示します。 通常、本態性高血圧症(軽症~中等症)や頻脈性心房細動の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症(軽症~中等症):通常、成人は 1 回主成分として 8mg を胸部、上腕部、背部のいずれか に貼付し、1 日 1 回 24 時間ごとに貼りかえます。年齢や症状により 1 日 1 回 4mg から使用が開始されま す。1 日の最大使用量は 8mg です。 ・頻脈性心房細動:通常、成人は 1 回主成分として 4mg から使用が開始されます。胸部、上腕部、背部のい ずれかに貼付し、1 日 1 回 24 時間ごとに貼りかえます。効果が不十分な場合は 1 回 8mg に増量されます。 年齢や症状により適宜増減されますが、1 日の最大使用量は 8mg です。 |
副作用 | 主な副作用として、貼った場所の炎症・発赤・かゆみ、徐脈、心不全などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい、むくみ、体重の増加 [心不全] ・めまい、意識の低下、脈が遅くなる [完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群] |
代表的な 薬剤名 |
ケルロング |
ジェネリック 医薬品 |
べタキソール塩酸塩 |
効果 | β受容体遮断作用と血管拡張作用により血圧および心拍数を下げる薬です。 通常、軽~中等症の本態性高血圧症、腎実質性高血圧症、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症(軽症~中等症):通常、成人は1回主成分として5~10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、最高用量は1日1回20mgまでです。 ・腎実質性高血圧症:通常、成人は1回主成分として5mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、最高用量は1日1回10mgまでです。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、最高用量は1日1回20mgまでです。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、ふらふら感、頭痛、けん怠感、過敏症(かゆみ、じんましん、発疹)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ めまい、息苦しい、全身のむくみ[完全房室ブロック、心不全、心胸比増大] |
代表的な 薬剤名 |
ロプレソール、セロケン |
ジェネリック 医薬品 |
メトプロロール酒石酸塩 |
効果 | β受容体遮断作用により、高血圧症の人の血圧を下げたり、狭心症の発作(胸の痛みや圧迫感など)を予防したり、頻脈の脈拍数を下げ、脈のみだれ(不整脈)を整えます。 通常、軽症~中等症の本態性高血圧症、狭心症、頻脈性不整脈の治療に用いられます。 ※薬剤名に「SR」がついている薬 β受容体遮断作用により、心拍数、心拍出量を減少させ、降圧作用を示します。 通常、軽症~中等症の本態性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症:通常、成人は主成分として1日60~120mgを3回に分けて服用しますが、効果不十分な場合は、1日240mgまで増量されます。年齢・症状により適宜増減されます。 ・狭心症、頻脈性不整脈:通常、成人は主成分として1日60~120mgを2~3回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されます。 ※薬剤名に「SR」がついている薬 通常、成人は1回主成分として120mgを1日1回朝食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、めまい、ふらつき、けん怠感、悪心、嘔吐、頭痛、浮腫、発疹、光線過敏症、そう痒、涙液分泌減少、結膜炎、霧視などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・意識障害、顔面蒼白、冷汗 [心原性ショック] ・咳、横になっているより座る方が呼吸が楽、手足のむくみ [うっ血性心不全] ・脈が遅い、めまい、失神 [徐脈、房室ブロック、洞機能不全] ・息切れ、息をするとき喉がヒューヒュー鳴る、息苦しい [喘息症状の誘発・悪化] ・食欲不振、全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
アセタノール |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | β受容体遮断作用により、心臓の拍出量や心拍数を減少させて心臓の負担を軽減し、血圧を下げ、また、膜安定化作用により、脈を整えます。 通常、軽度~中等度の本態性高血圧症、狭心症、および頻脈性不整脈の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症:通常、成人は主成分として200~400mgを1回ないし2回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 ・狭心症・頻脈性不整脈:通常、成人は主成分として100~200mgを1日3回食後に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい・立ちくらみ、徐脈、霧視、涙液分泌減少、発疹、蕁麻疹、そう痒感、紅斑性狼瘡様発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 息切れ、呼吸困難、胸痛、胸内苦悶[心不全] ・ 不整脈(脈の乱れ)、失神、めまい[房室ブロック] ・ 関節痛・筋肉痛、発熱、皮膚の発赤・リンパ腺腫脹[SLE様症状] ・ 空咳、発熱、呼吸困難(労作時の息切れ)[間質性肺炎] |
代表的な 薬剤名 |
セレクトール |
ジェネリック 医薬品 |
セリプロロール塩酸塩 |
効果 | β受容体遮断作用、血管拡張作用により、降圧作用や抗狭心症効果を発揮します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、腎実質性高血圧症、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症(軽症〜中等症)、腎実質性高血圧症:通常、成人は1回主成分として100〜200mgを1日1回食後に服用します。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として200mgを1日1回食後に服用します。 いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されますが、1日最高量は400mgとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、頭痛、動悸、倦怠感、発疹、かゆみ、涙液分泌減少、こむらがえり、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい・息切れ、全身のむくみ、横になるより座っている時に呼吸が楽になる[心不全] ・胸の不快感・痛み、めまい、気を失う[房室ブロック、洞房ブロック] |
代表的な 薬剤名 |
ハイパジール |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | β受容体遮断作用や血管拡張作用により、血圧を下げたり、狭心症の発作を予防します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として3〜6mgを1日2回服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は18mgまでとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、脱力倦怠感、めまい・ふらつき、頭痛・頭重感、発疹、かゆみ、霧視、涙液分泌減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい、めまい、徐脈[心不全、完全房室ブロック、洞停止、高度徐脈] |
代表的な 薬剤名 |
インデラル |
ジェネリック 医薬品 |
プロプラノロール塩酸塩 |
効果 | β受容体遮断作用により血圧を低下させ、また心拍数を下げて狭心症の発作を予防し、頻脈性不整脈を抑制します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、不整脈、片頭痛発症抑制などの治療に用いられます。 ※プロプラノロール塩酸塩徐放カプセル β受容体遮断作用により血圧を下げます。また、心臓の過剰な働きを抑え、狭心症の発作を予防します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1回主成分として10〜20mgを1日3回服用から開始し、効果不十分な場合は1日120mgまで漸増します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・狭心症、不整脈ほか:通常、成人は1回主成分として10mgを1日3回服用から開始し、効果不十分な場合は1日60mg、90mgまで漸増します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・小児の不整脈:通常、小児は、主成分として1日0.5〜2mg/kgを低用量から開始し、1日3〜4回に分けて服用します。効果不十分な場合は1日4mg/kgまで増量しますが、1日量として90mgを超えないことになっています。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・片頭痛発作の発症抑制:通常、成人は主成分として1日20〜30mgを2〜3回に分けて服用を開始し、効果不十分な場合は1日60mgまで漸増されます。 ・右心室流出路狭窄による低酸素発作の発症抑制:通常、乳幼児は、主成分として1日0.5〜2mg/kgを低用量から開始し、1日3〜4回に分けて服用します。効果不十分な場合は1日4mg/kgまで増量します。症状により適宜増減されます。 ※プロプラノロール塩酸塩徐放カプセル ・本態性高血圧症:通常、成人は1回主成分として60mgを1日1回服用しますが、症状により1回120mgを1日1回まで増量されることもあります。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として60mgを1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、めまい、発疹、蕁麻疹、視力異常、霧視、涙液分泌減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・倦怠感、呼吸困難、全身のむくみ[心不全] ・徐脈、脈がとぶ、意識障害[徐脈、房室ブロック] ・立ちくらみ、めまい、失神[失神を伴う起立性低血圧] ・鼻や歯ぐきからの出血、あざ、皮下出血[血小板減少症、紫斑病] ・息切れ、呼吸困難、喘鳴[呼吸困難、気管支痙攣] |
代表的な 薬剤名 |
ナディック |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | β受容体遮断作用により、血圧を下げる薬です。軽〜中等症の高血圧を改善します。心臓の仕事量や心筋の酸素消費量を低下させ、狭心症や不整脈を改善します。 通常、本態性高血圧、狭心症、頻脈性不整脈に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として30〜60mgを1日1回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、めまい・立ちくらみ、倦怠感、ふらつき、息切れ・息苦しさ、発疹、そう痒感、涙液分泌減少、霧視などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、全身のむくみ[心不全] |
代表的な 薬剤名 |
ミケラン |
ジェネリック 医薬品 |
カルテオロール塩酸塩 |
効果 | β受容体遮断作用により、血圧を下げたり、脈の乱れを整える薬です。軽症〜中等症の高血圧や狭心症を改善します。 通常、本態性高血圧症(軽症〜中等症)、不整脈(洞性頻脈、頻脈型不整脈、上室性期外収縮、心室性期外収縮)、狭心症、心臓神経症の治療に用いられます。 ※薬剤名に「LA」がついている薬 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として10〜15mgからはじめ、必要に応じ1日30mgまで増やし、1日2〜3回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
※薬剤名に「LA」がついている薬 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、ふらつき、立ちくらみ、けん怠感、頭痛・頭重感、皮疹、皮膚そう痒感、筋肉痛、涙液分泌減少、こむらがえりなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、脈が遅くなる、気を失う[徐脈性不整脈、失神] ・呼吸困難、全身のむくみ[うっ血性心不全] ・胸の痛み、圧迫感、冷汗[冠攣縮性狭心症] |
代表的な 薬剤名 |
カルビスケン |
ジェネリック 医薬品 |
ピンドロール、ブロクリンL |
効果 | β受容体遮断作用により、心臓の働きを調整し、血圧を下げ、脈の乱れを整えます。また、心臓の負担を軽くし、狭心症の発作を防ぎます。 通常、軽〜中等症の本態性高血圧症、狭心症、洞性頻脈の治療に用いられます。 ※ブロクリンL |
服用方法 | ・本態性高血圧症:通常、成人は1回主成分として5mgを1日3回服用します。 ・狭心症:通常、成人は1回主成分として5mgを1日3回服用しますが、効果不十分な場合は1日30mgまで増量されることがあります。 ・洞性頻脈:通常、成人は1回主成分として1〜5mgを1日3回服用します。 いずれの場合も、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ※ブロクリンL |
副作用 | 主な副作用として、頭痛・頭重感、脱力・けん怠感、不眠、悪心・嘔吐、脳貧血様症状、めまい、ふらつき感、発疹、精神症状(抑うつ、幻覚)、悪夢、涙液分泌減少、霧視、腓腸筋痙直(こむらがえり)、筋肉痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい、咳、全身のむくみ[心不全の誘発・悪化、心胸比増大] ・息苦しい、喘鳴(ヒューヒュー音)[喘息症状の誘発・悪化] |
代表的な 薬剤名 |
ローガン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | α1受容体やβ受容体を遮断することにより、血管を拡張し血圧を低下させます。 通常、本態性高血圧症や褐色細胞腫による高血圧症に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として10mgを1日2回から服用を開始し、効果不十分な場合は1回30mgまで徐々に増やし、1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、立ちくらみ、発疹、発赤、そう痒、霧視、涙液分泌減少、眼のしょぼしょぼ感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な 薬剤名 |
アロチノロール塩酸塩 |
ジェネリック 医薬品 |
アロチノロール塩酸塩 |
効果 | α、β受容体遮断作用により心臓の働きを緩やかにし、血圧を下げ、震えを抑え、狭心症の発作を予防し、脈の乱れを整えます。 通常、軽症〜中等症の本態性高血圧症、狭心症、頻脈性不整脈、本態性振戦の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症(軽度〜中等度)、狭心症、頻脈性不整脈:通常、成人は1回主成分として10mgを1日2回服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減され、効果不十分な場合は、1日30mgまで増量されることがあります。必ず指示された使用方法に従ってください。 ・本態性振戦:通常、成人は1回主成分として5mgを1日2回服用から開始し、効果不十分な場合は維持量として1回10mgを1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日30mgを超えることはありません。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい・ふらつき、脱力・けん怠感、発疹、蕁麻疹、かゆみ、灼熱感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、失神、めまい[心不全、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群] ・息切れ、めまい[徐脈] |
代表的な 薬剤名 |
アーチスト |
ジェネリック 医薬品 |
カルベジロール |
効果 | ※1.25mg錠 β受容体遮断作用に加えてα1受容体遮断作用による血管拡張作用を示し、血管抵抗を維持、減少させて心臓のポンプ機能を改善し、体に必要な血液を十分に送り、心機能を改善します。 通常、慢性心不全(虚血性心疾患または拡張型心筋症に基づく)の治療に用いられます。 ※2.5mg錠 ※10mg錠 ※20mg錠 |
服用方法 | ※1.25mg錠 通常、成人は1回1錠(主成分として1.25mg)を1日2回食後の服用から開始します。1回1錠(1.25mg)、1日2回の服用に忍容性がある(何事もなく飲み続けられる)場合には、1週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量され、忍容性がない場合は減量されます。用量の増減は必ず段階的に行われ、1回服用量は主成分として1錠(1.25mg)、2錠(2.5mg)、4錠(5mg)、または8錠(10mg)のいずれかです。いずれの用量でも1日2回食後に服用します。通常、維持量として1回2〜8錠(2.5〜10mg)を1日2回食後に服用します。なお、年齢・症状により服用開始用量はさらに低用量になる場合もあります。また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減されます。 ※2.5mg錠 ※10mg錠 ※20mg錠 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、心不全の悪化、動悸、徐脈、血圧低下、糖尿病悪化、全身倦怠感、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息切れ、めまい、失神[高度な徐脈、完全房室ブロック、心不全、心停止] ・顔面蒼白、冷汗、ふらつき、[ショック] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・全身倦怠感、尿量減少、手足や顔のむくみ[急性腎不全] ・発熱、全身倦怠感、皮膚・眼・口内に発疹ができる・赤くなる[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群] ・呼吸困難、ふらふらする、眼や唇の周りがはれる[アナフィラキシー] |
代表的な 薬剤名 |
トランデート |
ジェネリック 医薬品 |
ラベタロール塩酸塩 |
効果 | β‐受容体遮断作用と、選択的なα1‐受容体遮断作用により血圧を下げます。心拍出量にほとんど影響を与えることなく末梢血管抵抗を減少させることにより、緩和で安定な降庄作用を示します。早朝覚醒時の急激な血圧上昇を抑 制します。 通常、本態性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は 1回主成分として 50mgを 1日3回服用しますが、効果不十分な場合には、1回主成分 として150mgまで徐々に増量され、1日3回服用します。なお、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減 されます。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい・たちくらみ、頭痛、倦怠感、吐き気・嘔吐、発疹、かゆみ、発熱、呼吸困難、血管浮腫、 涙液分泌減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息切れ、息苦しい、全身のむくみ [うっ血性心不全] ・全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる [肝障害、黄疸] ・筋肉痛、関節痛、皮膚の乾燥 [SLE 様症状、乾癬] ・筋肉のこわばり、痛み、筋力の低下 [ミオパシー] |
代表的な 薬剤名 |
カルバン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | β1受容体遮断作用による心拍数の低下、およびα1受容体遮断作用による末梢血管拡張作用などにより、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として50mgを1日2回服用し、効果が不十分な場合には1日200mgまで増量されることがあります。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、徐脈、動悸、発疹、湿疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・ 全身のむくみ、息苦しい、起坐呼吸(座った方が呼吸が楽)[心不全、房室ブロック、洞機能不全] ・ 喘鳴(ヒューヒュー音)、息苦しい、動くと呼吸しにくい[喘息発作、呼吸困難] |
代表的な 薬剤名 |
カルデナリン |
ジェネリック 医薬品 |
ドキサゾシン |
効果 | 交感神経α1受容体を選択的に遮断作用して降圧作用を示します。 通常、高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として0.5mgを1日1回から服用を始め、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回1〜4mgに徐々に増量されます。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は8mgまでで、褐色細胞腫による高血圧症では1日最高服用量は16mgまでとされています。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい・ふらふら感、立ちくらみ、頭痛、動悸、蕁麻疹、血管浮腫(顔唇のむくみ・のどの腫れ)、光線過敏症、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、力が抜ける、意識がなくなる[失神・意識喪失] ・脈が乱れる[不整脈] ・頭痛、吐き気、一時的な意識障害[脳血管障害] ・胸が締めつけられる、胸が痛い、冷や汗[狭心症] ・胸や背中が痛い、胸が締めつけられる、手指が冷たい[心筋梗塞] |
代表的な 薬剤名 |
デタントール |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 末梢血管の交感神経α1受容体を選択的に抑えることにより、血管を広げ、血圧を下げます。 通常、本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1日主成分として1.5mgより服用を始め、効果が不十分な場合は3〜6mgまで次第に増量し、1日2〜3回に分けて食後に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。1日最高服用量は12mgです。
※薬剤名に「R」がついている薬 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、動悸、めまい、立ちくらみ、倦怠感、吐き気、頭痛、眠気、起立性低血圧、鼻閉などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・意識を失う[失神、意識喪失] |
代表的な 薬剤名 |
バソメット |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血管のα1受容体を遮断し、末梢血管を拡げて、血圧を下げます。また、前立腺のα1受容体を遮断し、前立腺部の尿道内圧や尿道抵抗を減らし、排尿障害を改善します。 通常、本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症や、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・高血圧症:通常、成人は1回主成分として0.25mgを1日2回から服用を始め、効果が不十分な場合は1回0.5〜2mgを1日2回の服用まで徐々に増量されます。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、1日の最高服用量は8mgです。 ・排尿障害:通常、成人は1回主成分として0.5mgを1日2回から服用を始め、1回1mgを1日2回の服用まで徐々に増量されますが、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、立ちくらみ、動悸、頭痛、貧血、低血圧、発疹、かゆみ、血管浮腫などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・一時的に意識がなくなる[意識喪失] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や粘膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
ミニプレス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | α受容体遮断作用により、末梢血管を拡張させ、血管の抵抗を弱めて血圧を下げます。また、尿道内圧の上昇 や膀胱収縮を抑え、膀胱容量を増加させます。 通常、本態性高血圧症、腎性高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられます。ただし、前立腺 肥大症の場合は、症状の原因そのものを治すものではありません。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症、腎性高血圧症 :通常、成人は 1回主成分として 0.5mgを 1日 2~3回から服 用が始められます。効果が不十分な場合は、1~2 週間の間隔をあけて、1日1.5~6mgまで少し ずつ増量され、2~3 回に分けて服用します。まれに 1日 15mgまで増やされることもあります。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。 ・前立腺肥大症に伴う排尿障害 :通常、成人は 1回主成分として 0.5mgを 1日 2~3 回から服用 が始められます。効果が不十分な場合は、1~2 週間の間隔をあけて、1日1.5~6mgまで少しず つ増量され、2~3 回に分けて服用しますが、症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、扁平苔癬、血管炎、発疹、じんましん、かゆみなどが報告されています。このような症状 に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・めまい、力が抜ける、意識がなくなる [失神・意識喪失] ・胸が締めつけられる、胸が痛い、冷や汗 [狭心症] |
代表的な 薬剤名 |
エブランチル |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | α1受容体遮断作用により、末梢血管を拡げ、血圧を下げます。また、前立腺・尿道の平滑筋収縮を抑え、尿道を拡げることにより、尿を出しやすくします。 通常、高血圧症、前立腺肥大症や神経因性膀胱に伴う排尿障害の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧:通常、成人は1回主成分として15mgを1日2回朝夕食後より服用を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回60mgを1日2回朝夕食後服用まで漸増されます。なお、年齢、症状により適宜増減されます。 ・前立腺肥大症に伴う排尿障害:通常、成人は1回主成分として15mgを1日2回朝夕食後より服用を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回30〜45mgを1日2回朝夕食後服用まで漸増されます。なお、年齢、症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は90mgまでとなっています。 ・神経因性膀胱に伴う排尿困難:通常、成人は1回主成分として15mgを1日2回朝夕食後より服用を開始し、効果が不十分な場合は1〜2週間の間隔をおいて1回30mgを1日2回朝夕食後服用まで漸増されます。なお、年齢、症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は90mgまでとなっています。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛・頭重、めまい、嘔気・嘔吐、立ちくらみ、ふらつき、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、食欲不振、吐き気・嘔吐[肝機能障害] |
代表的な 薬剤名 |
デムサー |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 副腎髄質および末梢交感神経で合成される、カテコールアミンの生合成律速酵素であるチロシン水酸化酵素を阻害することで、生体内のカテコールアミン含量を減少させます。 通常、褐色細胞腫のカテコールアミン分泌過剰状態(高血圧など)の改善に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人および12歳以上の小児は、1回1カプセル(主成分として250mg)を1日2回の服用から開始します。効果が不十分の場合には、医師の判断により、経過を十分に観察しながら、3日間以上の間隔をおいて、1日1カプセルまたは2カプセルずつ増やしていくことがあります。 1日の合計服用量が2カプセル(500mg)の場合は1日2回、3カプセル(750mg)の場合は1日3回、4カプセル(1,000mg)以上の場合は1日4回に分けて服用します。ただし、1回に服用できる用量は4カプセル(1,000mg)まで、1日に服用できる用量は16カプセル(4,000mg)までです。また、各服用の間隔は4時間以上あけてください。 |
副作用 | 主な副作用として、傾眠、鎮静、嘔吐、体重増加などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・活動量や発話量が少なくなる、眠り込んでしまう、刺激が無いと眠ってしまう[鎮静、傾眠] ・不安、不眠、うつ状態、存在しない物が見える・聞こえる[精神障害] ・動きが遅い、眼球が上を向く、筋肉のこわばり、手足の震え[錐体外路障害] ・腹痛、水のような便が出る、泥状のゆるい便が出る[下痢、軟便] ・尿が出にくい、排尿時に痛みがある、尿が残っている感じがする、尿が赤みを帯びる[結晶尿] |
代表的な 薬剤名 |
カタプレス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 脳幹部のα2受容体に選択的に作用し、交感神経の緊張を抑制することにより、末梢血管を拡張させて血圧を下げます。 通常、各種高血圧症(本態性高血圧症、腎性高血圧症)の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として0.075〜0.150mgを1日3回服用します。症状により適宜増減され、重症の場合は1回0.30mgを1日3回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、口渇、眠気・鎮静、めまい、倦怠・脱力感、疲労感、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・現実には存在しないものが見えたり、ない音が聞こえる[幻覚] ・考えがまとまらない、時間や場所などが判らない[錯乱] |
代表的な 薬剤名 |
ワイテンス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 交感神経抑制作用により、血管を拡げ血圧を下げます。 通常、本態性高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回主成分として2mgを1日2回服用しますが、効果が不十分な場合は1回4mgに増量され、1日2回服用します。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、口渇、眠気、めまい、発疹、顔面湿疹、じん麻疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 |
代表的な 薬剤名 |
アルドメット、メチルドパ |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 中枢性のαアドレナリン作働性受容体の刺激などにより血圧を下げます。 通常、高血圧症(本態性、腎性など)、悪性高血圧の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は初期に1日主成分の無水物として250〜750mgから服用を始め、効果が得られるまで数日以上の間隔をおいて1日250mgずつ増量されます。通常維持量は1日250〜2,000mgを1〜3回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、起立性低血圧、脱力感、眠気、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝炎] ・頭痛、発熱、出血が止まりにくい[溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症、血小板減少] ・呼吸困難、全身の浮腫[うっ血性心不全] ・頭痛、吐き気・嘔吐、手足や顔が勝手に動く[脳血管不全症状、舞踏病アテトーゼ様不随意運動、両側性ベル麻痺] ・胸の痛み、圧迫感・狭窄感、冷汗[狭心症発作誘発] |
代表的な 薬剤名 |
アプレゾリン |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 末梢細動脈の血管平滑筋に直接作用し、血管を拡張して血圧を下げます。 通常、本態性高血圧症、妊娠高血圧症候群による高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は主成分として1日30~40mgを3~4回に分けて服用し始め、血圧をみながら徐々に増量されます。維持量は、通常成人1回20~50mg、1日30~200mgです。年齢・症状により適宜増減されます。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、眠気、末梢神経障害、頻脈、動悸、胸痛、吐き気・嘔吐、排尿困難、顔面潮紅、浮腫、紫斑、発疹、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・紅斑、発熱、関節や胸の痛み [SLE(全身性エリテマトーデス)様症状] ・食欲不振、全身倦怠感、皮膚や結膜などの黄染(黄色くなる) [劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸] ・咳、横になっているより座る方が呼吸が楽、手足のむくみ [うっ血性心不全] ・胸痛、胸の圧迫感、冷汗 [狭心症発作誘発] ・尿量減少、手足のむくみ、食欲不振 [急性腎不全] |
代表的な 薬剤名 |
ラジレス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | 血圧調節などに重要な働きを示すレニン−アンジオテンシン系の酵素のレニンを直接的に阻害し、血圧上昇の原因となるアンジオテンシンの産生を低下させて血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠(主成分として150mg)を1日1回服用します。効果不十分な場合は1日1回2錠(300mg)まで増量されることがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、頭痛、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔面・口唇・咽頭・舌・四肢の腫れ、嚥下困難、呼吸困難[血管浮腫] ・息切れ、しゃがれ声、目や口唇周囲の腫れ、蕁麻疹[アナフィラキシー] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足のまひ[高カリウム血症] ・顔や手足のむくみ、尿量減少、頭痛[腎機能障害] |
代表的な 薬剤名 |
エンレスト |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
効果 | ネプリライシンおよびアンジオテンシンIIと呼ばれる物質の働きを抑えることで、血圧を下げます。また、体内に貯まる水分量を減らし、心臓への負担を軽くし、心不全の悪化を抑制します。 通常、慢性心不全、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | ・慢性心不全:通常、成人は1回50mgを開始用量として1日2回服用します。副作用のために治療が困難でなければ、2〜4週間の間隔で段階的に1回200mgまで増量されます。1回量は50mg、100mgまたは200mgです。忍容性に応じて適宜減量されます。 ・高血圧症:通常、成人は1回200mgを1日1回服用します。年齢・症状に応じて適宜増減され、最大1回400mg1日1回まで増量されます。高血圧症では、患者さんの状態などによって1日1回100mgから開始することがあります。 |
副作用 | 主な副作用として、低血圧、腎機能障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・かすれ声、喋りにくい、飲み込みにくい[血管浮腫] ・全身倦怠感、めまい、ふらつき[低血圧] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・冷汗、嘔吐、意識消失[ショック] ・尿量減少、手足のむくみ、食欲不振[腎不全] |
〇2つ以上の有効成分が合わさった合剤 | |
代表的な 薬剤名 |
カデュエット配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
アマルエット配合錠 |
特徴 | 高血圧症治療薬(アムロジピン)と脂質異常症治療薬(アトルバスタチン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 細胞内へのカルシウムの流入を減少させることにより冠血管や末梢血管を弛緩させ、血圧を下げたり、狭心症の発作をおこりにくくします。また、肝臓のコレステロール合成を阻害することにより、血液中のコレステロールを低下させます。 通常、高血圧症または狭心症と、高コレステロール血症または家族性高コレステロール血症を併発している場合の治療に用いられます。 |
服用方法 | 高血圧症:通常、成人は1回アムロジピンとして2.5〜5mgを1日1回服用します。症状により適宜増減され、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量されます。 狭心症:通常、成人は1回アムロジピンとして5mgを1日1回服用します。症状により適宜増減されます。 高コレステロール血症:通常、成人は1回アトルバスタチンとして10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、重症の場合は1日20mgまで増量されます。 家族性高コレステロール血症:通常、成人は1回アトルバスタチンとして10mgを1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減され、重症の場合は1日40mgまで増量されます。 |
副作用 | 主な副作用として、動悸、肝機能障害、頭痛、めまい・ふらつき、かゆみ、ほてり(熱感、顔面潮紅など)、腹痛、全身けん怠感、光線過敏、発疹、多形紅斑、じんましん、浮腫、胃不快感、手指しびれ、不眠、下痢、胸やけ、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・吐き気・嘔吐、全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸] ・発熱、咽頭痛、鼻血・皮下の出血[無顆粒球症、白血球減少、汎血球減少症、血小板減少症] ・呼吸困難、じんましん、目や口唇周囲の腫れ[過敏症] ・徐脈、息切れ、めまい[房室ブロック] ・筋肉痛、脱力感、赤褐色尿[横紋筋融解症、ミオパチー、免疫介在性壊死性ミオパチー] |
代表的な 薬剤名 |
プレミネント配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
ロサルヒド配合錠 |
特徴 | 高血圧症治療薬(ロサルタンカリウム)と高血圧症治療薬(ヒドロクロロチアジド)が混合された薬です。 |
効果 | 降圧・利尿効果のある合剤で、アンジオテンシンII受容体拮抗作用およびナトリウム排泄促進作用により、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、頻尿、頭痛、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、蕁麻疹、全身のかゆみを伴った発赤 [アナフィラキシー] ・口唇、舌の腫れ、呼吸困難 [血管浮腫] ・食欲不振、全身倦怠感、吐き気 [急性肝炎または劇症肝炎] ・意識消失、嘔吐、冷感 [ショック、失神、意識消失] ・尿量減少、むくみ、頭痛 [急性腎不全] |
代表的な 薬剤名 |
コディオ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
バルヒディオ配合錠 |
特徴 | 高血圧治療薬(バルサルタン)と高血圧症治療薬(ヒドロクロロチアジド)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 体内で産生されるアンジオテンシンIIの血管収縮を遮断し、また腎臓のナトリウム排泄促進により循環血漿量を減少させて、高血圧症の血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、頭痛、低血圧(立ちくらみ)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、蕁麻疹、全身にかゆみを伴った発赤[アナフィラキシー] ・顔面や唇、咽頭や舌の腫れ、息苦しい[血管浮腫] ・尿量減少、浮腫、食欲不振[腎不全] ・唇や手足のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・意識消失、嘔吐、冷感[ショック、失神、意識消失] |
代表的な 薬剤名 |
エカード配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
カデチア配合錠 |
特徴 | 高血圧治療薬(カンデサルタン)と高血圧症治療薬(ヒドロクロロチアジド)が混合された薬です。 |
効果 | 昇圧物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗して末梢血管の抵抗を低下させるほか、腎臓でナトリウムや水分の再吸収を抑えて尿の量を増やし、血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、光線過敏症、呼吸困難、顔面紅潮、めまい、ふらつき、立ちくらみ、動悸、ほてり、期外収縮、頭痛、悪心、口内炎、味覚異常、便秘、口渇、貧血、倦怠感、頻尿、浮腫、咳、勃起不全、視力異常などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい[血管浮腫] ・冷たく感じる、吐く、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・尿量が減る、顔や手足がむくむ、発熱[急性腎不全] ・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる[高カリウム血症] ・体がだるい、食欲不振、吐き気[低ナトリウム血症] ・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[肝機能障害、黄疸] ・発熱、のどが痛い、体がだるい[無顆粒球症] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎、肺水腫] ・発熱、筋肉痛・関節痛、顔の紅斑[全身性エリテマトーデスの悪化] ・冷や汗が出る、空腹感、手のふるえ[低血糖] ・出血傾向、紫斑、発熱[再生不良性貧血、溶血性貧血] ・出血傾向、紫斑[壊死性血管炎] ・手足や唇がしびれる、吐き気[アナフィラキシー] ・発熱、体がだるい、発疹[中毒性表皮壊死融解症] ・発熱、発疹、関節痛[間質性腎炎] |
代表的な 薬剤名 |
ミコンビ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
テルチア配合錠 |
特徴 | 高血圧治療薬(テルミサルタン)と高血圧症治療薬(ヒドロクロロチアジド)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | アンジオテンシン受容体遮断薬と利尿薬の合剤で、前者は血管平滑筋のアンジオテンシンIIの血管収縮作用を抑えて血圧を下げ、後者は腎臓でナトリウムや水分の再吸収を抑えて尿の量を増やし、血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、体位性めまい、浮動性めまい、光線過敏性反応、低血圧、頻尿、かゆみ、じんましん、紅斑、呼吸困難、顔面潮紅、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・まぶた・唇・舌・のどの腫れ、呼吸困難、血圧低下[血管浮腫、アナフィラキシー] ・手や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・冷感、嘔吐、意識を失う[ショック、失神、意識消失] ・脱力感、空腹感、冷汗[低血糖] ・尿量減少、むくみ、全身がだるい[腎機能障害] ・空咳、発熱、呼吸困難(労作時の息切れ)[間質性肺炎] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] |
代表的な 薬剤名 |
イルトラ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 高血圧治療薬(イルベサルタン)と高血圧症治療薬(トリクロルメチアジド)が混合された薬です。 |
効果 | アンジオテンシンIIのタイプ1受容体に対して競合的に拮抗するとともに、腎臓の遠位尿細管でナトリウムや水分の再吸収を抑えて尿量を増やすことで、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、高尿酸血症(発作的に足の親指のつけ根の激しい痛みをともなう発赤、腫れ、熱感)、蕁麻疹、かゆみ、顔面潮紅、発疹、光線過敏症(日光による過度の日焼け、かゆみ、色素沈着)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい、顔・舌・のどなどのはれ[血管浮腫] ・嘔吐、気を失う、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・手足に力が入らない、唇がしびれる、筋肉が衰える[高カリウム血症] ・倦怠感、食欲不振、吐き気[低ナトリウム血症] ・むくみ、倦怠感、尿量が減るまたは尿が出ない[腎不全] |
代表的な 薬剤名 |
レザルタス |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 高血圧治療薬(オルメサルタン)と高血圧治療薬(アゼルニジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | アンジオテンシン受容体遮断薬とCa拮抗薬の合剤で、前者は血管平滑筋のアンジオテンシンIIの血管収縮作用を抑えて血圧を下げ、後者は血管を拡張することにより、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食後服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・呼吸困難、まぶた・唇・舌の腫れ、蕁麻疹[血管浮腫] ・尿量減少、むくみ、頭痛[腎不全] ・手足や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・冷感、嘔吐、気を失う、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸] ・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血[血小板減少] ・冷汗、空腹感、脱力感[低血糖] ・めまい、ふらつき[房室ブロック、洞停止、徐脈] ・筋肉の痛み、脱力感、赤褐色の尿[横紋筋融解症] ・そう痒感、全身発赤、血圧低下、意識の低下、動悸[アナフィラキシー] ・吐き気、激しい腹痛、水のような便[重度の下痢] ・発熱、から咳、呼吸困難、息切れ[間質性肺炎] |
代表的な 薬剤名 |
エックスフォージ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
アムバロ |
特徴 | 高血圧治療薬(バルサルタン)と高血圧治療薬(アムロジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 体内で産生されるアンジオテンシンIIの血管収縮作用を遮断し、また末梢血管の拡張により高血圧症の血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・咽頭の腫れ、蕁麻疹、呼吸困難[血管浮腫] ・全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝炎、肝機能障害、黄疸] ・尿量減少、むくみ、のどの渇き[腎不全] ・手足や唇のしびれ、筋力減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・冷汗、嘔吐、気を失う[ショック、失神、意識消失] |
代表的な 薬剤名 |
ユニシア配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
カムシア配合錠 |
特徴 | 高血圧治療薬(カンデサルタン)と高血圧治療薬(アムロジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 昇圧物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗するとともに、血管平滑筋のカルシウムチャネルに作用して、末梢血管の抵抗を低下させることにより、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、かゆみ、光線過敏症、血管炎、めまい、ふらつき、立ちくらみ、ほてり、血圧低下、胃部不快感、腹部膨満、下痢、咳、耳鳴などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい[血管浮腫] ・冷たく感じる、吐く、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・尿量が減る、顔や手足がむくむ、発熱[急性腎不全] ・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる[高カリウム血症] ・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[肝機能障害、黄疸] ・発熱、のどが痛い、体がだるい[無顆粒球症、白血球減少] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・発熱、から咳、息苦しい[間質性肺炎] ・冷や汗が出る、空腹感、手のふるえ[低血糖] ・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血[血小板減少] ・徐脈、めまい[房室ブロック] |
代表的な 薬剤名 |
ミカムロ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
テラムロ配合錠 |
特徴 | 高血圧治療薬(テルミサルタン)と高血圧治療薬(アムロジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | アンジオテンシン受容体遮断薬とカルシウム拮抗薬の合剤で、前者は血管平滑筋のアンジオテンシンIIの血管収縮作用を抑えて血圧を下げ、後者は細胞内へのCaイオンの流入を減少させ、血管平滑筋を弛緩させることにより、血圧を下げます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい、湿疹、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・まぶた・唇・舌・のどの腫れ、呼吸困難、血圧低下[血管浮腫、アナフィラキシー] ・手や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺[高カリウム血症] ・冷感、嘔吐、意識喪失[ショック、失神、意識消失] ・脱力感、空腹感、冷汗[低血糖] ・尿量減少、浮腫、全身倦怠感[腎機能障害] ・空咳、発熱、呼吸困難(労作時の息切れ)[間質性肺炎] ・脱力感、筋肉痛、褐色の尿[横紋筋融解症] ・徐脈、めまい[房室ブロック] |
代表的な 薬剤名 |
アテディオ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 高血圧治療薬(バルサルタン)と高血圧治療薬(シルニジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 血管平滑筋におけるカルシウム拮抗作用により血管を拡張させ、また体内で産生されるアンジオテンシンIIの血管収縮作用を遮断し、血圧を下げます。また、交感神経におけるカルシウム拮抗作用により、心拍数やストレス負荷時の昇圧などを抑制します。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食後に服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、光線過敏症、頭痛、顔面潮紅(ほてり)、動悸、血圧低下、便秘、腹部不快感、胸やけ、肩こり、頻尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔面や唇、咽頭や舌の腫れ、息苦しい [血管浮腫] ・食欲不振、全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害、黄疸] ・尿量減少、手足のむくみ、食欲不振 [腎不全] ・力が入らない、手足や唇のしびれ、手足の麻痺 [高カリウム血症] ・意識消失、嘔吐、冷感 [ショック、失神、意識消失] |
代表的な 薬剤名 |
アイミクス配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
イルアミクス配合錠 |
特徴 | 高血圧治療薬(イルベサルタン)と高血圧治療薬(アムロジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | アンジオテンシンIIのタイプ1受容体に対して競合的に拮抗するとともに、細胞内へのCaイオンの流入を減少させて末梢血管の平滑筋を弛緩させることにより、血圧を低下させます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、めまい・ふらつき、頭痛・頭重、浮腫(むくみ)、肝機能障害などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・息苦しい、顔・舌・のどなどのはれ[血管浮腫] ・手足に力が入らない、唇がしびれる、筋肉が衰える[高カリウム血症] ・嘔吐、気を失う、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・むくみ、倦怠感、尿量が減るまたは尿が出ない[腎不全] ・倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[劇症肝炎、肝機能障害、黄疸] |
代表的な 薬剤名 |
ザクラス配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
ジルムロ |
特徴 | 高血圧治療薬(アジルサルタン)と高血圧治療薬(アムロジピン)の2種類が混合された薬です。 |
効果 | 昇圧物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗するとともに、血管平滑筋のカルシウムチャネルに作用して、末梢血管の抵抗を低下させることにより、血圧を下げる薬です。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 成人は1回1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、湿疹、めまい、ふらつき、むくみ、徐脈、動悸、血圧低下、ほてり、頭痛、下痢、みぞおちの痛み、便秘、口内炎、歯肉肥厚などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してくだい。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい[血管浮腫] ・冷たく感じる、吐く、意識がなくなる[ショック、失神、意識消失] ・尿量が減る、顔や手足がむくむ、発熱[急性腎不全] ・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる[高カリウム血症] ・皮膚や白目が黄色くなる、体がだるい、食欲不振[肝機能障害、黄疸] ・鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血、発熱、のどが痛い[血小板減少、白血球減少] ・徐脈、めまい[房室ブロック] |
代表的な 薬剤名 |
ミカトリオ配合錠 |
ジェネリック 医薬品 |
なし |
特徴 | 高血圧治療薬(テルミサルタン)と高血圧治療薬(アムロジピン)と高血圧症治療薬(ヒドロクロロチアジド)の3種類が混合された薬です。 |
効果 | アンジオテンシン受容体遮断薬、カルシウム拮抗薬およびチアジド系の利尿薬の合剤で、血管平滑筋のアン ジオテンシン II の血管収縮作用を抑えて血圧を下げるとともに、細胞内への Ca イオンの流入を減少させて 血管平滑筋を弛緩させ、また腎臓でナトリウムや水分の再吸収を抑えて尿の量を増やすことで、血圧を下げ ます。 通常、高血圧症の治療に用いられます。 |
服用方法 | 通常、成人は 1回 1錠を1日1回服用します。 |
副作用 | 主な副作用として、低血圧、起立性低血圧(立ちくらみ)、血管炎、顔面潮紅、呼吸困難、歯肉肥厚、湿疹、 発疹、かゆみ、じんましん、紅斑、多形紅斑、光線過敏症などが報告されています。このような症状に気づ いたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 ・まぶた・唇・舌・のどの腫れ、呼吸困難、血圧低下 [血管浮腫] ・手や唇のしびれ、筋力の減退、手足の麻痺 [高カリウム血症] ・食欲不振、吐き気・嘔吐、けいれん [低ナトリウム血症] ・尿量減少、むくみ、全身がだるい [腎機能障害] ・冷感、嘔吐、意識を失う [ショック、失神、意識消失] |
※服用方法は年齢、症状により適宜増減されることがあります。 医師の指示通りに服用してください。 また、上記の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。 |
腎臓を大切にするポイント
腎臓は、血液をろ過して老廃物を取り除き、体内の水分量や電解質のバランスを調整するなど、生命維持に不可欠な臓器です。腎臓を健康に保つためには、以下のポイントを意識しましょう。
1. 適切な血圧管理
高血圧は、腎臓に負担をかける主要な原因の一つです。血圧は130/80 mmHg未満に保つようにしましょう。
2. バランスの良い食事
塩分の過剰摂取は、腎臓に負担をかけるため、控えましょう。また、タンパク質やカリウム、リンなどの栄養素も、腎臓の健康に影響を与えるため、適切な摂取量を意識する必要があります。
3. 適度な運動
運動は、血圧を下げ、体重をコントロールするのに役立ちます。また、腎臓の血流を改善し、機能を維持するのにも効果的です。
4. 十分な睡眠
睡眠不足は、血圧を上昇させ、腎臓に負担をかける可能性があります。質の良い睡眠を十分にとるようにしましょう。
5. 禁煙
喫煙は、血圧を上昇させ、腎臓の血流を悪化させます。腎臓を守るためには、禁煙が重要です。
6. 定期的な検診
定期的に検診を受け、尿検査や血液検査などで腎機能をチェックしましょう。早期に異常を発見することで、適切な治療を受けることができます。
7. ストレス管理
ストレスは、血圧を上昇させ、腎臓に負担をかける可能性があります。ストレスを溜めないように、適度な運動や趣味など、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。
8. 薬の適正使用
痛み止めや風邪薬など、腎臓に影響を与える薬があります。服用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。
9. 水分補給
適切な水分補給は、腎臓の機能を維持するために重要です。1日2リットル程度の水を飲むようにしましょう。
10. 肥満の解消
肥満は、高血圧や糖尿病など、腎臓に負担をかけるリスクを高めます。適度な運動と食事療法で、肥満を解消しましょう。
これらのポイントを意識して、日頃から腎臓を大切にしましょう。
腎臓に良い食生活
腎臓は、血液をろ過して老廃物を取り除き、体内の水分量や電解質のバランスを調整するなど、生命維持に不可欠な臓器です。腎臓を健康に保つためには、食生活が重要です。
腎臓に良い食生活のポイント
塩分を控える
塩分の過剰摂取は、腎臓に負担をかけるため、控えましょう。厚生労働省は、1日の塩分摂取量を男性8.5g未満、女性7.5g未満と推奨しています。
タンパク質を適度に摂取する
タンパク質は、腎臓の負担になる可能性があるため、適度な摂取量が必要です。1日のタンパク質摂取量は、体重1kgあたり0.8~1.0g程度が目安です。
カリウムや食物繊維を積極的に摂取する
カリウムは、体内の水分量を調整する役割があります。カリウムを多く含む食品には、バナナ、アボカド、ほうれん草などがあります。食物繊維は、体内の余分な塩分を排泄するのに役立ちます。食物繊維を多く含む食品には、野菜、果物、きのこ、海藻などがあります。
リンを控える
リンは、骨や歯の形成に必要な栄養素ですが、過剰摂取は腎臓に負担をかける可能性があります。リンを多く含む食品には、魚介類、肉類、乳製品などがあります。
腎臓に良い食品
野菜
野菜は、カリウムや食物繊維を多く含む食品です。特に、カリウムを多く含む野菜には、ほうれん草、アボカド、バナナ、トマト、スイカなどがあります。
果物
果物も、カリウムや食物繊維を多く含む食品です。特に、カリウムを多く含む果物には、バナナ、キウイ、オレンジ、メロン、グレープフルーツなどがあります。
魚
魚は、良質なタンパク質を多く含む食品です。ただし、リンを多く含む魚もあるため、イワシ、サバ、サケなど、リンの少ない魚を選ぶようにしましょう。
豆腐
豆腐は、良質なタンパク質を多く含む食品です。また、リンの少ない食品でもあります。
きのこ
きのこは、食物繊維を多く含む食品です。また、カリウムやビタミン、ミネラルなども豊富に含んでいます。
腎臓に悪い食品
塩分の多い食品
塩分の多い食品は、腎臓に負担をかけるため、控えましょう。加工食品、インスタント食品、外食などは、塩分が多いため注意が必要です。
動物性タンパク質
動物性タンパク質は、腎臓の負担になる可能性があるため、控えましょう。特に、肉類はリンも多く含んでいるため、注意が必要です。
リンの多い食品
リンの多い食品は、腎臓に負担をかけるため、控えましょう。魚介類、肉類、乳製品などは、リンを多く含んでいるため注意が必要です。
腎臓に良い食生活を実践することで、腎臓の健康を守ることができます。