毎日飲まなければならない血圧を下げる薬(降圧剤)を飲んでいるけど、もう血圧低くなったから飲まなくてよくない?と勝手に判断して飲まなくなる人は結構いると聞きます。
私の周りでも別に健康になったし、めんどくさいからもう良いやって思って飲んでません。
これって大丈夫?
答えはかなりダメ。
何がダメなの?
薬で血圧を安定させている人は薬をやめたら血圧が上がります。
薬を飲みながら努力をして血圧を気にしている方が勝手にやめたりすることはごく稀です。
勝手にやめちゃった自分を振り返ってみましょう。
薬を飲んだら血圧が下がってきた。だから気にせずにしょっぱい外食を気にせずに食べ続けたらまた血圧があがってきたので違う薬に変わった。そしたらまた血圧が元に戻った。
血圧は元の数字なので薬を飲むのがめんどくさいから飲むのをやめました。
薬をやめると血圧は元に戻ります。
それは薬を飲む前に戻ります。
段階的に強くした薬をやめて、急激に血圧が上がったら血管は悲鳴を上げます。
1年、3年は耐えられるかもしれません。
しかし急に血管が耐えられなくなったらどうなるか、それはいわゆる心筋梗塞や脳梗塞のリスクがあがるということです。
血圧の薬を服用中止することは、大変危険です。 必ず医師に相談してください。
自己判断で薬をやめると、以下のような深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。
血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞などの命に関わる病気を発症するリスクが高くなります。
頭痛、めまい、ふらつき、動悸、息切れなどの症状が現れることがあります。
以前よりも重症度の高い高血圧になる可能性があります。
高血圧の薬を減らしたりやめたりしたい場合は、必ず医師に相談し、適切な指導を受けてください。 医師は、あなたの血圧の状態、生活習慣、その他の病状などを総合的に判断し、安全な方法で薬を減らしたりやめたりするプランを作成します。
以下は、高血圧の薬を減らしたりやめたりする際に医師と相談すべき事項です。
血圧の数値
服用している薬の種類と量
生活習慣(食事、運動、睡眠など)
過去の病気歴
現在の病状
医師の指導を守り、安全に高血圧の治療を続けましょう。
血圧の薬を飲むのがだるい気持ち、よく分かります。毎日決まった時間に薬を飲むのは、確かに面倒ですよね。しかし、高血圧の薬を飲み続けることは、あなたの健康を守るためにとても重要です。
薬を飲み続けるのが辛い理由
薬を飲み続けるのが辛い理由は人それぞれですが、以下のようなものが考えられます。
副作用:薬によっては、頭痛、めまい、倦怠感などの副作用が現れることがあります。
飲み忘れ:忙しい毎日の中で、薬を飲み忘れてしまうことがあります。
服薬にかかる時間:薬を飲むために、コップを用意したり、水を用意したりする時間が必要です。
高血圧に対する意識の低さ:高血圧は自覚症状がないことが多く、病気に対する意識が低くなりがちです。
薬を飲み続けるための工夫
薬を飲み続けるためには、以下のような工夫が有効です。
副作用対策:副作用が現れた場合は、医師に相談して薬の種類や量を調整しましょう。
飲み忘れ防止:薬を飲むタイミングを決めたり、アラームを設定したりしましょう。また、ピルケースを活用するのも有効です。
服薬を習慣化する:毎日決まった時間に薬を飲むようにしましょう。歯磨きなどの習慣と組み合わせると、忘れにくくなります。
高血圧に対する理解を深める:高血圧がどのような病気なのか、放置するとどのようなリスクがあるのかを理解することで、薬を飲み続けるモチベーションを高めることができます。
高血圧でも症状がない場合が多いというのは事実です。厚生労働省の調査によると、日本の高血圧患者のうち、約6割の人が自覚症状がないと言われています。**「サイレントキラー(静かな殺し屋)」**と呼ばれる所以です。
症状がないからといって安心できません。 高血圧が放置されると、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高くなります。
定期的に血圧を測定し、高血圧と診断された場合は、たとえ症状がなくても、必ず治療を受けることが大切です。
高血圧の治療法
高血圧の治療法は、大きく分けて**「生活習慣の改善」と「薬物療法」**の2つがあります。
生活習慣の改善
減塩:塩分の摂取量を減らすことで、血圧を下げることができます。
適度な運動:ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を週に3~5回、30分以上行うことを目標にしましょう。
体重管理:肥満している場合は、体重を減らすことで血圧を下げることができます。
禁煙:喫煙は血圧を上げる原因となります。
節酒:過度な飲酒は血圧を上げる原因となります。
ストレス解消:ストレスは血圧を上げる原因となります。十分な睡眠、趣味の時間など、ストレス解消法を見つけて実践しましょう。
薬物療法
生活習慣の改善だけでは血圧が十分にコントロールできない場合は、薬物療法が必要となります。高血圧には、様々な種類の薬があり、医師が患者さんの状態に合わせて適切な薬を選択します。
定期的な通院
高血圧と診断されたら、定期的に医療機関を受診し、血圧を測定する必要があります。また、生活習慣や服薬状況について医師に相談し、適切な治療を続けることが大切です。
高血圧は、適切な治療と生活習慣の改善によって、十分にコントロールすることができます。
一緒に頑張りましょう。
高血圧で気をつけること
高血圧は、自覚症状がないことが多く、「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。放置すると、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高くなります。
高血圧で気をつけるべき主なポイントは、以下の5つです。
1. 生活習慣の改善
減塩: 塩分の摂取量を減らすことが、高血圧の予防と治療において最も重要です。1日の塩分摂取量を6g未満に抑えることを目標にしましょう。
適度な運動: 週に3~5回、30分以上、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行いましょう。
体重管理: 肥満している場合は、体重を減らすことで血圧を下げることができます。
禁煙: 喫煙は血圧を上げる原因となります。
節酒: 過度な飲酒は血圧を上げる原因となります。
ストレス解消: ストレスは血圧を上げる原因となります。十分な睡眠、趣味の時間など、ストレス解消法を見つけて実践しましょう。
2. 血圧の定期的な測定
自宅で血圧を測定する場合は、上腕式の血圧計を使用しましょう。朝起きたときと夜寝る前の2回、血圧を測定し、記録しておきましょう。
3. 医師の指示に従った薬物療法
生活習慣の改善だけでは血圧が十分にコントロールできない場合は、薬物療法が必要となります。医師が処方した薬は、指示通りに正しく服用しましょう。
4. 定期的な通院
高血圧と診断されたら、定期的に医療機関を受診し、血圧を測定する必要があります。また、生活習慣や服薬状況について医師に相談し、適切な治療を続けることが大切です。
5. その他
睡眠不足は避けましょう。
便秘解消にも気を配りましょう。
寒暖差に注意しましょう。