塩分制限で血圧が下がるのは20%前後。高血圧2割減は減塩で目指そう!

高血圧の人はなぜ減塩するのか?

高血圧の人で塩分を控える人が多いことは一般的に知られている話だと思います。

塩分と血圧の関係は、まだ十分には解明されていませんが、塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると血液の浸透圧を一定に保つために血液中の水分が増えるため、結果的に、体内を循環する血液量を増やします。このため、末梢血管の壁にかかる抵抗が高くなり、血圧を上げてしまうと考えられています。

減塩による血圧を下げる効果は、1日の摂取量を6g未満にすることで高血圧患者の約20%の血圧は下がりますが、残りの約80%の血圧には変化が殆どありません。これは、塩分に反応し易い食塩感受性タイプか、逆に反応し難い食塩非感受性タイプかによって左右されます。しかし、減塩による血圧の低下の効果が無い食塩非感受性タイプであったとしても減塩をする必要はあります。

毎日血圧を測りましょう!
◆使っている血圧計!安くて便利!

減塩は血圧を下げる効果的な方法です。**米国心臓協会は、成人の 1 日あたりの塩分摂取量を 2,300 ミリグラム (mg) 未満にすることを推奨しています。これは、小さじ 1 杯の塩に相当します。

塩分を摂取すると、体が水分を保持しやすくなります。 これにより、血管に圧力がかかり、血圧が上がります。塩分を減らすと、体が余分な水分を排出しやすくなり、血圧が下がります。

減塩は、高血圧の人だけでなく、正常血圧の人にも役立ちます。 減塩は、心臓病、脳卒中、腎臓病のリスクを軽減するのに役立ちます。

塩分を減らすためのヒント

加工食品の摂取を制限します。加工食品には、多くの場合、塩分が大量に含まれています。
外食を減らします。レストランの食事には、多くの場合、塩分が大量に含まれています。
自宅で料理をするときは、塩の使用量を減らしてください。塩の代わりに、ハーブやスパイスを使って味付けしましょう。
食品ラベルを読み、塩分含有量を確認してください。

減塩は難しいと感じる人もいるかもしれませんが、健康にとって重要なことです。 徐々に塩分を減らすことで、血圧を下げ、心臓病のリスクを軽減することができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA